終活とは何でしょう?もしもの時のためにやっておきたい10の事
ここ最近、「終活」がブームになってきました。
流行語大賞にもノミネートされたり、
高齢化社会になり、自分のもしもの時のために準備をしていこうと言う人が増えてきたんですね。
自分にもしものことがあった時、何も準備をしていないと
・大切な家族にいろいろと迷惑をかけたくない。
・自分自身の最後についてちゃんと準備をしていきたい。
・独り身だからちゃんと身辺整理をしておきたい。
などさまざまでしょう。
「終活」をはじめるきっかけは、
人それぞれさまざまで、どれくらい差し迫っているかも違うことでしょう。
では、終活するためには何を考えないといけないのでしょうか?
具体的にお話します。
エンディングノートにはどんなことを書くの?
エンディングノートには、ざっと以下のような内容を書きます。
自分の情報と家族への希望
自分の情報
- 生年月日
- 住所と戸籍
- 血液型
- 運転免許証番号と所在
- パスポート番号と所在
- 携帯電話番号、キャリア
親族・友人・知人の情報
- 自分との関係、連絡先、葬儀告知の要否
家族への希望とメッセージ
- 延命措置の希望
- 葬儀と墓の希望
- 家族へのメッセージ
インターネットサービス
- FlickrのIDとパスワード(家族の写真がたくさん)
- 自動更新される有償サービスの名称、IDとパスワード
PC
- 重要ファイルの所在
- 初期化の方法
資産に関する情報
銀行
- 銀行、支店名、口座番号、通帳と印鑑の所在
- インターネットバンクのIDとパスワード
- 口座自動引き落とし一覧
借金
- ローン
- 借入金
生命保険
- 加入している生命保険、証券の所在
株式
- 証券会社名、口座情報
- インターネットトレードのIDとパスワード
その他資産
- 不動産
- 宝石、貴金属など
クレジットカード
- カード会社、カード番号
会社関係
法的手続きと取引先への連絡
- 必要な公的手続き(健康保険、年金、廃業届けなど)
- 連絡すべき取引先、関係者
経理
- 法人口座情報(銀行、支店名、口座番号、印鑑)
- 保有資産
- 売掛金、買掛金
- 税理士の連絡先
などのお金が必要でしょ?
に入って、葬式のことを考えて、お墓のこと、死んだ後の手続きのこと、あのことこのことについて解説します。
「悔いのない人生を送りたい」とは誰しも思いますが、後悔しない人生を送るためには何が必要なのでしょうか。
当然、食べたいもの、行きたいところ、いろんな夢があると思います。しかしながら、自分自身のためだけではなく、遺される人のためにもやっておくべきことがあるのではないでしょうか。近年では、そのような後悔をしない最期を迎えるための「終活」なるものが少しずつ認知されて来たようです。
終活とは
「終活」とは、
生前のうちに自分の葬儀やお墓などを整え、
遺族が相続を滞りなく進められるようにしておく準備のことです。
2010年には新語・流行語大賞にもノミネートされ、今では一般的に認知されはじめています。
死ぬまでに済ませておきたい10の終活
その1 エンディングノートを買って眺めてみる。
いざ終活を始めようと思っても、何からしていけばいいのか?
分からないですよね。
そういう時は、まず「エンディングノート」を買って、中に書いてあることを眺めてみることから
始めてみるのがいいと思います。
エンディングには、
自分にもしものことがあった時に、大切な家族に伝えておきたいことまとめて書いてあります。
まあ、これだけですべてをまかなえるわけでもないんですが、
眞煮からはじめていい川からない
エンディングノートにある項目は
基本的な自分の情報(名前、生年月日、血液型、かかっている病気など)
自分史 自分のこれまで生きてきた記録
財産について 預貯金、株などの有価証券、不動産など
保険や年金について
葬儀やお墓のこと
介護、告知、延命治療、献体について
大切な人へのメッセージ
保険のこと
などなど、細かく書く事ができるように(書きやすように)なっています。
エンディングノートに少しづつ書いていくことで、自分がしようとしている身辺整理はどんなことなのか、どのように終活をしていくかということが、だんだん見えてもきます。
分かるところから、書けるところから、少しづつ私も書いています。
「エンディングノート」はまさに終活の第一歩なのです。
エンディングノートは、ネットでダウンロードすることもできますが、私は冊子になっている方が書きやすいので、コクヨのエンディングノートを使っています。
■1. 法定相続人を確認し、遺族に伝えておく
相続とは誰かに何かを遺すことですから、その「誰」をまず明確にしておかなければいけません。相続人の範囲は法律で決まっていますので確認しておきましょう。もしかしたら、自分が遺したい人に遺せないということもあるかもしれません。
■2. 遺言を書く
遺言を作成しておくことはとても大切です。遺言が無い場合、遺族は遺産分割協議などを行わなければならず、揉め事も発生しやすくなります。遺言があれば、誰に何を遺すかを明確にすることにより、あなたの希望をしっかりと反映させられますよ。
■3. 相続の仕組みを知る
いざ「相続」と言っても、その仕組みを知らなければ何をどうしたら良いのかもわかりませんよね。資産を現金で遺したらどのように相続されるのか。相続税はいくらなのか。現金ではなく、資産を土地に変えたら節税になるのか、などなど。自分の資産状況を洗い出し、それらの財産がどのような仕組みで相続されるのかをしっかりと把握しておきましょう。
■4. 家族でしっかりと話し合う
自分の死後のことを口に出すのは辛いことですし、家族も良い顔はしないかもしれません。しかし、事前に家族で遺産の分割方法などについても素直に話し合うことにより、相続はよりスムーズに進むことでしょう。家族で美味しい料理でも食べに行って、気軽に話せるようなムードを作ると良いかもしれませんね。
■5. お墓の準備をする
入るお墓がすでに決まっている場合は良いですが、無い場合は遺族がお墓を作ることになります。お墓を建てることはそうそうありませんから、遺族も混乱してしまう場合が多いようです。墓石の値段はピンキリと言えども、決して安い買い物ではありませんので注意が必要です。お墓が無い場合は前もって準備をしておくと良いでしょう。
■6. 葬式の計画を立てておく
何の準備も無しに亡くなってしまった場合、遺族は葬式の手配や準備、進行管理などに忙殺されてしまいます。そういったことが無いように、生前から「自分の葬式はこうして欲しい」と遺族に伝えておきましょう。
また、自分の死後には預金口座が凍結されてしまいます。凍結されている口座から葬式費用を引き出すことは可能ですが、これには一定の手続きと時間が必要です。あらかじめ葬式費用ぐらいは家族に生前贈与しておくなど、迷惑をかけない対策を行っておきましょう。
■7. 資産がある場合は相続税対策をしておく
遺族に遺す資産がある場合は、しっかりと相続税対策をしておきましょう。現金資産が多い場合は、相続税評価額が低くなる不動産などに変えておくことで、より多くのものを遺すことが可能になりますよ。
■8. 口では言いにくいことを手紙に書いて遺す
口では言えないようなことも、不思議と手紙では書けたりするものです。このような手紙を自身の形見として遺しておくのもよいでしょう。
例えば、死んだ後のことを誰かに直接相談するとなると、少し嫌な顔をされるかもしれませんが、「もし私が死んでしまったら、○○(ペットや愛用していた品など)をよろしくね」などと、文章でしたためておくことにより、少し柔らかくお願いすることも可能です。もちろん、感謝の言葉を伝えるのも良いでしょう。
■9. 自分の持ち物を有効活用してもらうために
相続は現金や不動産だけではありません。例えば、趣味で集めていたレコードや、生前使用していた万年筆など、自分の思い入れがあるものを遺族や友人に贈ることも「相続」と言えるでしょう。
このいわゆる「形見分け」は、厳密に言うと相続にはあたりませんが、財産が市場取引の対象となる価値があると判断された場合には「財産処分」に該当し、相続として成立してしまう場合があるので注意も必要です。
■10. モノ以外に受け継がせたいものを考える
モノ以外にも遺族に受け継がせたいものはありませんか?
例えば、実家に代々伝わる煮物のレシピや、工作が得意な方ならお孫さんに竹とんぼの簡単な作り方など、モノ以外でも遺せるものはたくさんあるはずです。それが次の世代、そのまた次の世代へと受け継がれるとしたら、とても素敵なことではないでしょうか。
遺族の安心と、自分にけじめをつけるための「相続対策」という終活を
「立つ鳥跡を濁さず」と言いますが、家族のためにも相続のアレコレは出来る限り生前に済ませておきたいものです。そして、そういった終活は、自分自身の「けじめ」にもなり得るのではないでしょうか。
身辺整理、終活、エンディングノートに記しておきたいリスト
自分の意志を伝える
終活って
自分の葬儀はどうしたいのか、お墓はどうしたいのか、預金はどうなっているのか、などなど身辺整理、終活としてやらなければいけないこと、考えなければいけないことは意外とたくさんあります。が最初に考えておかなければいけないことは「どうやって伝えるか」ということです。
いくら葬儀だのお墓だの財産だのということをどうするか真剣に考えて決めても、それを誰かしらにちゃんと伝えておく、もしくは伝わるようにしておかなければまったくの無駄になってしまいます。
エンディングノートを書き始める
不要品の整理 人に見られたくないものの処分
老人ホームとか特養、老健とか高齢者住宅、施設についても考えてみる
介護、告知、延命治療、献体などについて
遺品整理、形見分けについて
ペットより自分が先に死ぬ前に準備しておきたいこと
クレジットカード、携帯、ネット回線など解約するものリスト
ブログやSNSはどうする?
財産の処分、整理、相続
財産のある人は、やっぱりちゃんと考えておかなくちゃいけない財産分与。多くの人は相続税とかってかからないのかもしれないけれど、誰に何を相続するかってことはちゃんと分かるようにしておきたい。
お金
財産っていうと、たいそうな感じがしますが、預金とかってどうなってんだっけ?ってこともちゃんと整理しておきたいです。あっちこっちに分散してちょっとづつ入っていたり、定期預金、投資信託、株とか、土地とか、意外と自分しか知らないことってあったりします。
財産がそれなりにある方は弁護士さんとかに相談したりするんでしょうが、私なんかはそれほどのことはありません。でも、ちゃんと分かるようにしておかないと、それはそのままそこで眠ってしまうのかと思うとそれは避けたいところです。
遺言書を書くことを考える
生前贈与で税金が減らせるのかを検討してみる
相続税ってどのくらいかかるの?
銀行預金、通帳とハンコのこと
株とか、投資信託とか外貨預金とかってどうなるの?
不動産、土地とか建物とか
生命保険や、年金のこと
車はどうする?
ローン、借金はどうなる?どうなる?
保険とか年金とかのこと
医療保険に加入しているなら、そのことを誰かにちゃんと伝えておきたい。せっかく払っているのだから使わないのは何のために払っているのかわからなくなる。不慮の事故とか突然の病気とか自分では保険会社に連絡できないような状況にならないとも限りません。
生命保険、年金保険とかは、生存給付金とかを除けばそれこそ自分で手続きをすることはできません。誰も知らないでは、ほんとに意味が無くなってしまいます。
年金も自分が大黒柱なら、もしくは大黒柱だったなら、遺族年金の手続きのことなどちゃんと伝えておきたいです。
葬儀、葬式、お墓のこと
終活
「終活」という言葉で私が思い浮かべるのは、やはり自分の「葬儀」「葬式」のことです。
お通夜や告別式をしない火葬のみの「直葬(ちょくそう)」のような無宗教葬や、お通夜をせず、一日で葬儀をすませる「一日葬」、家族のみで葬儀をする「家族葬」、生きているうちに葬儀をする「生前葬」などなど、昔ながらのいわゆるお葬式の枠にとらわれない葬儀の形も選ぶことができます。
ひと昔前と比べますと、小さな葬儀をやるしても、それなりに大きな葬儀をやるにしても、何にいくらかかっているのか分からないというようなことは少なくなってきたように思います。
葬儀とか、お墓とかって、意外と決めることが多いんですよね。自分の葬儀はどんなふうに行われて、いくら掛かるのかということくらいはきちんと決めておきたいと思います。
葬儀、葬式の自分の希望
親戚、友人、知人一覧リストを作っておく
写真の整理、遺影の準備をする
お墓をどうするか?を考える
遺品整理
身辺整理というと、なんだかガチャガチャとした家の中の要らないものを整理するっていうイメージが私にはあったのですが、そういった「モノ」の整理は業者に頼めばソコソコの金額で一気にやってくれます。
ただ、預金通帳がどこにあるか分からない。土地の権利書ってどこ?みたいなことになると、業者に任せて全部処分してください、お願いします、というわけにはいかなくなってしまいます。
ので、きちんと分かるようにしておくことが「身辺整理」なのですね。