熟年離婚を考える。最大の終活です。
こんばんは
終活アドバイザー&行政書士の小野馨です。
今日は、終活の中でも重たくて、大きな問題「熟年離婚」について書いて行きたいと思います。
まだ、はっきりと離婚したいと思っているわけではなけれど
今の嫁、旦那とは、今後の生活を考えることができない・・・
漠然と沿う思う方は意外と多いみたいです
特に50代を目の前にした方。
30代の若いときは、
仕事や家事、子育てに終われて忙しくて
考える暇も時間も無かったけど
この年になって
人生の折り返しと言うこともあり、のこされた時間のことをぼちぼち考えるようになった。
今後の自分の人生を強く意識するようなったと言う人が多いです。
・病気やボケが心配だ
・だれも見てくれる子供がいない
・そう遠くない将来に自分にもしものことが
といろいろマイナス名ことを考えてしまいます。
そして、自分の人生はこのままでいいのだろうかと
若い頃とはまた違う"自分探し"の旅が始まるんです。
これまでの人生で広げてしまった風呂敷をどう終っていくのか
それこそがまさに「終活」なんです。
それは本来の自分ではないという気持ちが出てくることがあります。
自分の最期を考えると、この夫・妻に看取られるのは嫌、一緒のお墓に入るのは嫌、そういった心の奥からの叫びが出てくるんです。
つまり、熟年離婚っていうのも、終活の一環と言えるのです。
自分らしく人生を終えたい、基本はそういう当たり前の欲求なんですよ。
私も50が近づいて、近年ようやくその気持ちが理解できるようになってきました。
もうこの年齢になると、全てに真面目に向き合っているだけでは、はっきり言って鬱になります。
多少ずるいとかわがままとか思われても、本来の自分に回帰しないと、心身ともにもたなくなってくるんです。
本来の自分とのバランスがとれず、良い人を続けていれば、自分がつぶれてかえって周りに迷惑をかけることになってしまいます。
そんな上の世代をたくさん見てきて、自分もそれなりの年齢になって、納得しました。
ああ、元気な年寄りがわがままな理由はこれだったのかと(笑)
おそらく、50代が離婚できる最後のチャンス。
それ以降はどうなってるかもわかりません。
離婚したくても、その意思表示もできなくなってる可能性もありますから。
50代は、子どももようやく大きくなり、既に独立しているか、もう目途が立ってるくらい。
今行動しなければ、この先は動く気力も体力もなくなってます。
と言っても、離婚も若いうちは勢いでできてしまうんですが、熟年離婚はそうではありません。
人生の終わりが見えてきている分、具体的な計算ができてしまいます。
何より、必要なお金はあるのかという問題、それから、病気になったりボケたりすればどうすればいいのか、パートナーがいなくなる不安、人生の終わりに備えて何をしておけばいい